場所:ホテル日航姫路 3F 光琳の間
時間:18:00~20:00
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縁あってお手伝いさせて頂いた、
【第2回ジャパニーズ和牛ワールドオークション】
前夜祭の様子をお伝えしよう。
前夜祭で行う、カットプロモーション用のクラシタを無事にピックアップ
した私はホテル日航姫路に向かう。場所自体は知っていたが、利用を含め
初めて入るこのホテル。搬入などの勝手も解らず、どうなる事かと心配して
いたが、なんとか到着までに先行して準備していたスタッフと連携が取れて
搬入に成功。
事前に打ち合わせしていた通りに、こういった一発勝負のイベントが進む
事はまず無い。コンテンツの提供が流れてしまうのは大問題だが、その前後
は常に流動的だと捉えておくと、不測の事態という概念が無くなる。いわば、
常に不測なのだ。
搬入を終え、駐車してホテルに入る。ロビーでは、既に海外の方が沢山集まり
談笑されていた。昨年度、見かけた方もチラホラ。時刻は既に4時半を回っていた。
開始まで1時間強。ふと形態を見ると、グループLINEが活性化していた。
「何時に着きますか?」
「何時着になりますか?」
「会場入りされていますか?」
「ピックアップは済みましたか?」
メンションが私一色。急がねば!
会場に入ると、既に沢山の方々が準備に勤しんでいた。
総勢、50人以上は居るだろうか。
準備に追われて、走っている方。確認作業をしながら、考えに耽る方。
みな、共通の目的に向かい現場が走っている感覚があった。
私も遅れをとる訳にはいかない。
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ようやく到着した事をチームのみんなに詫びて、いよいよ仕事に
取り掛かる。
私の持ち場は、ステーキの試食コーナー。
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この場所で、ディレクション会社のチーフと、焼師さんと3人で切り盛り
する手筈となっている。
試食内容は、4種類のサーロインを、50℃で低温調理しそれを焼き上げ、
塩で調味し皿に盛り付け供する。焼いている最中や、切り分けた時、更に
盛り付ける時に4種類の肉を取り違えない様にしなければならず、かなり
の高難度ミッションとなっている。しかも、前夜祭のとちゅうから提供を
始め、終了までの1時間で全てを終える必要があるという内容。
動線や、事前の役割分担などを入念に行い、備えていく。
因みに、”焼師”さんとは、1年じゅう、どこかで何かを焼きまくって
いる職業だそうだ。BBQシーズンだけでは無く、こういったイベントなんか
が主戦場だそうだ。さすが焼く事に関してのプロ、初めて取り扱う食材
や仕様でも、見事に焼き上げる、正に”焼師”だった。
事前の準備が整ったかと思いきや、進行の変更が入ったり、保管場所が
想定と変わったり、変わらなかったり、使用出来ないと聞いていたホテル
側の冷蔵庫が、現場交渉で案外アッサリ利用出来るようになったりと、まあ
ほんと当初の予定は未定みたいな感じで時間は進み、最後の仕上げ、カット
プロモーションとの連携を準備。
カットプロモーションでは、インスタグラマー「和牛着物ブッチャーMARIKA」
が着物姿で英語を駆使しながら、肉を切るという内容。今回は新しい着物と、新しい
包丁をお披露目するらしく、めちゃくちゃ気合が入っていた。彼女とは、もう何度も
仕事を一緒にしているので、軽く事前の流れを打ち合わせて終わり。後は何となく
の流れで行ける。特に、カットプロモーション中は英語をしゃべっているので、何を
言っているのか殆ど判らないし、後は阿吽の呼吸を合わせに行く事になる。
準備は整った。
次回へ続く⇒