2日目 ~6月30日~
2日目の始まりは、住友ベークライト株式会社の本社見学から。
住友ベークライト、つい最近まで知らなかった私が紹介するのもおこがましい気がするが、せっかく訪問させて頂いたのでご紹介を。

~住友ベークライト株式会社~
日本最古のプラスチック製品製造メーカー。その事業分野は多岐に渡り、身近なところで言えば
- 半導体包装材
- 航空機・車両・自動車部品
- 食品、工業用品向けフィルムシート
- 医療機器
などなど。直接的に目にして使用したりしない製品や、意識せずに使っていたりする、縁の下の力持ち的なポジションの会社だ。同社の歴史は100年以上あり、社名のベークライトは人名が由来。また元を辿れば、第一三共製薬にルーツを持つ。こういった会社の歴史に触れるのもまた面白かった。この流れは同社の主力製品、薬剤の包装容器に見て取れると言えよう。


今回は食品用シートの事業本部の方々とご一緒に、
【おいしさスキンパックマルシェ】を開催し、
同社製品であり、日本唯一のスキンパック用酸素遮断フィルム『おいしさスキン®』に
触れて体感して頂くイベントを行った。

いつもお世話になっている方に一通り製品案内を頂いた後、住友ベークライトさんを後にした。

MULTI VAC JAPAN
午後からは世界最大の包装機メーカーの日本支社、”MULTI VAC JAPAN”さんの組み立て工場にお邪魔する予定だった。この訪問にも住友ベークライト社員さんがアテンドして下さるという好待遇。待ち合わせ場所は、秋葉原からつくばエクスプレスで約1時間、茨城県はみどりの駅。昼食は北関東一円に60店舗を展開する和食レストラン、ばんどう太郎へ。

初めて訪れさせて頂いたが、価格とボリューム、品質のバランスがとても良く、私を含めた一行は大満足。後日栃木出身の知人に話した時も、「和食ならばんどう太郎でしょ!」というお墨付きぶり。なかなか北関東に赴く機会は無いが、また伺いたいと思った。

大きなお腹を抱えながら、いよいよMULTI BACKへ。このMULTI BACK JAPAN は元々、東京食品機械という名前の法人。というか、6月30日は同社名最後の日であり、7月1日からMULTI VAC JAPAN へ社名変更という事だった。食品機械を取り扱う法人だった東京食品を、ドイツのMULTI社が子会社化。その後、社名を変更するという流れである。

ドイツに本社を置くMULTIは、食品用包装機の世界シェアNo1を誇り、更に製パンや菓子製造の機器も開発するなど、食品機械のリーディングカンパニー。そして食肉製品の本場ドイツの会社らしく、ハムソーセジ関連の機械も網羅。私達の業界とは切っても切れない関係にあると言えよう。

東京工場はドイツから届いた機器を日本仕様に整備、改造してから顧客に収めるアジアの拠点として整備されており、設備導入を検討するクライアントの、専門性の高い要求に応える事の出来る工場として整っている。工場内を一望できる見学ルートや各種製品の試作ラインが5つ、そしてなりより高い技術力とホスピタリティに溢れた専任スタッフが来場者を迎える。

こうして充実した視察を終え、そののちに代官山アドレスへ。2日目はあいにくの雨模様で客足も鈍く、私が到着した午後5時頃には閉店の準備を進めていた。
いよいよ次回は最終日。
