「懐かしい~!」

 先日、霜柱を踏んだ。

 冬になるといつも思い出す、子供の頃の記憶。

 古い記憶が蘇る鍵みたいな体験ってありませんか?というお話し。

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 今日、これを書いている2024年1月24日は大寒波が日本を覆っている。

ここ加古川でも最低気温は―3℃になるという。それは寒いな~、と思いつつ

子供の頃を思い出す。

 そういえば、朝の通学路で霜柱を見つけては、踏んで喜んでいたっけ。

帰宅時には溶けてなくなり、持ち上げられていた土のかけらがその名残を

残しているのを見て、不思議に思っていた。

 あの頃に比べると、温暖化の影響で霜柱の大きさが随分小さくなったと

思うが、それ以上に当時の私と今の私では、体重に数倍の差がある。

踏みしめる威力がけた違いに上がった事で、霜柱は私の体重を支える事が出来ず、

折角の幼き頃の思い出も、とどめの利かないワガママボディにただただ、屈服

するのみだった。

 そんな霜柱も今日は一味違う、はず。

 期待に胸を膨らませ、意気揚々と踏み抜いた。

 恐る恐る足を除けた後には、私の体重を受け止めた霜柱さんが鎮座していた。

 ありがとう、大寒波!

 

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