美味しく・楽しく使おう♬
スキンパックはとても優れた包装技術。上手に活用して、美味しく楽しい生活を手に入れよう♬
包み込む素材や製品ごとに、特徴があるので扱い方を知って欲しい。まずは前提部分から。
包装材(容器)
現在、主に流通している容器はトレーか、紙板のどちらかだ。どちらも酸素を遮断するシートを纏い、賞味期限の延伸効果を図っている。紙板はプラスチック製品の使用量が少なく、よりエコな容器。トレーはぴったりとフィルムが対象物に追従しやすい。一部にアルミ製のトレーや、竹繊維製品などが出てきているが、まだまだ流通量は少ない。うらいでは、トレーと紙板の2種類を使い分けている。
包装材(フィルム)
スキンパックするフィルムは対象物と容器の組み合わせにより特性が少しずつことなる製品が多数ある。が、大きな特徴は酸素バリア性の有る無し。食品は酸素バリア性のあるフィルムを使う場合が多い。うらいではこのフィルム。
保存温度(冷凍or冷蔵)
冷凍であれば当然解凍しなければ食べられない。解凍の仕方は至って簡単。冷凍庫から取り出し、冷蔵庫に移して24時間かけて解凍しよう。1晩では解凍し切れていない場合がある。解凍後は速やかに使おう。
次は素材別の特徴を。
牛肉
酸素バリア性のあるフィルムで包装しているので、見た目の色は黒っぽい。これが本来の牛肉の色である。いわゆる斬りたて新鮮な状態。鮮やかな赤色は、解凍後にフィルムを剥がし、1時間ほど冷蔵庫で更に休ませると発色する。酸素と結びついて見た目も美しくなるが、実は酸素の曝露は香り成分の醸成も兼ねている。つまり適切に発色させる事は、斬りたてよりも美味しいのである。ここではわかりやすく1時間としたが、表面積と温度により反応速度は変化し、最大値に至るのは12時間後だとする研究結果も存在する。が、調理による味付けなど、その他の要因により舌で感知出来るレベルを超えてしまい、余り拘り過ぎると楽しくなくなってしまうので、ここでは1時間とする。
豚肉・鶏肉
牛肉ほど発色による効果はないが、やはりした方が美味しい。解凍後に冷蔵庫で1時間休ませてから使おう。
加工肉(味付き)
解凍後にそのまま使って頂いて問題ありません。先ほどの発色の時間は、加工中に経過しておりますゆえ。
惣菜(冷凍)
冷凍総菜は、油調するものは冷凍のままで、きんぴらなど調理済みのものは解凍後にお召し上がりください。まれに冷凍コロッケを解凍後に油調する方がいますが、衣の特性上の事を考えると、お勧めしません、いや絶対に止めた方がいいです。
レンジアップについて
※※現在の和牛うらいでは、レンジアップ対応製品はありません。容器は非耐熱の為、加熱調理は必ず容器から取り出し行って下さい。※※
2023年6月現在のラインナップはこんなところ。また新製品が出ましたら、追記更新して参ります!