年末年始はお肉屋さんの総決算。
1年を通じ、最も需要がある月。ここで、普段行っている
取り組みの評価をお客様にして頂く事となる。
このように私は感じている。
「やっぱりうらいさんのお肉を食べたいわぁ。」
「年越しはうらいのすきやきで決まりやな。」
このようなお声を頂き、本当に有難い限りである。
昨今の専門店を取り巻く業況はとても厳しい。
スマホで手軽に何でも買える時代。
物価高・不安定な世界情勢・円安ー
例を挙げればキリが無いが、そんな中でも来店下さる、お客様に感謝。
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いつものお肉、美味しいお肉でお客様を迎えるべく、仕入れには特に気を使う。
牛1頭100万円を超える時代。12月だけで60頭以上分の仕入れを行うのだが、うらいの
基準に合うお肉を探すだけでも一苦労、更に巨額の在庫を抱え仕入れをし始めた時は、
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本当にこんなにお肉が売れるのか…
残ったらどうしよう…
予約や販売分が足りなかったら?
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日が進むたびに様々な心配事が頭を巡り、寝れない日々が続いた。
今となっては良い経験だったと言えるが、当時は死に物狂いだった。
もちろん今も、神経を使うのには変わらないが、いい意味でそれらの
プレッシャーを楽しめるようになった。
今年はどんな年の瀬を迎えるのだろうか。
今からとても楽しみだ。