DEKARAに夢中

貴方はこの飲料を見た事があるだろうか。

サントリーさんの新商品、DEKARA(デカラ)だ。

ネーミングからわかる通り、同社のDAKARA(ダカラ)とDEKABITA(デカビタ)をくっつけてしまっている。

飲んでみたのだが、味も2製品の中間あたり。同量ずつ混ぜたら同じ味になりそうだ。美味しいかはさておき、私が気に入ったのはネーミングのセンスと商品化してしまうところである。

まず、自社ブランドで定評のある2つをコラボレーションさせる企画力。いい意味で遊びながら仕事をしている感じがする。誰が企画したのかは知らないが、部下がこの企画書を持って来て、やってみようとGOサインを出す上司は滅茶苦茶カッコいい。とても、良い。

ネーミングのセンスも抜群だ。とてもわかりやすい。ひねりが無いと言えばそれまでかも知れないが、商品名に力がある。私はサントリーに限らず、飲料メーカーさんのキャッチコピーや製品名はいつも考え抜かれているなあと思っているが、卓越した言葉のプロがいるのだろうと勝手に思っている。

キャッチコピーで言えば、「世界は誰かの仕事で出来ている」これはコカ・コーラ社のコピーだが、当たり前の事を、他の誰も表現できないレベルに昇華していると思う。私の1番好きなキャッチコピーかも知れない。

飲料としての、味は私は微妙に感じた。が、その微妙感がまたとても良い。潔い、ネーミング通りの味わい。単純に美味しい飲料を作るなら、わたしであればDAKARAを炭酸飲料にしてしまう。現に水や炭酸飲料カテゴリの製品は消費量の伸長を続けており、当たり前のマーケティングをしていたらそうなってしまうだろう。

定評のある、自社ブランドで遊び心を忘れずに製品開発をする。そういえばデカビタなんかはキャッチコピーが”ファイト爆発”で、大正製薬の某製品、〇ポビタンDDDDDDがおかんむりになりそうなキャッチコピー。元々、この部署はそういう風潮なのだろうと1本の飲料から色々と連想してしまった、という至極どうでもよい話の回。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。また次回お会いしましょう!

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