加古川市内 山中にて撮影 令和8年1月

上の写真を見て欲しい。

美しい緑色、自然な造形。

夏場であれば、木々の葉と区別かつかないだろう。

恐らく、こいつは繭のはずで、中に居るのはその幼虫のはずだ。

それにしても、自然は不思議。

これだけ見事な造形も、真冬にこの鮮やかな緑を持ってくる不思議。

夏場であれば、完全な擬態であり、見つける事は困難を極めるだろう。

ところが、こいつは紅葉も完全に終わった、茶色い山の中でポツンと

いる。

まるで、見つけてくれと言わんばかりに、だ。

表面の色は、構造色(玉虫のような)でもなさそうだし、なぜに

この色を選んだのだろうか。

さて、この蛾の名前は、調べて見ると

ウスタビガ(薄手火蛾)というらしい。

この、エメラルドグリーンの袋を、提灯に見立てたのが

和名の由来だそうだ。

うーん、提灯の形状は確かに見えなくもないが

私的には、初見で「ほおずき」「ウツボカズラ」

あたりを連想したのだが、貴方は何にみえるだろうか。

さて、本種について調べて見たところ、なんとこの繭が

民間療法で、かなり活用されているのだそうだ。

用途は地域によって少しずつ異なるが、どれもいわゆる

”風邪”に対する用途がそのほとんどである。

一部地域に、まるで絆創膏のような使い方をしていた

例もあり、その効果効能は留まる事を知らない状態だ。

更に、その機能に注目され生体材料としての研究も進められている

など、引くてあまたのウスタビ君。

次回、こいつに合う時は、思わず敬礼(`・ω・´)ゞしてしまうかもしれない。

古来より日本人は、自然から様々な形で恩恵を受け、時に畏怖し

この島国で生き永らえてきた。そういった、先人の知恵に触れながら

趣味の山歩き、里山歩きで私は休日を満喫させて頂いている。

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