2日目の様子
1日目は、各種メディア媒体の取材有り、暴風の中での驚き試食も有り、
なかなかに変化の富んだ、楽しい1日だった。
2日目の感想は、ひたすら肉を焼く私、だった。
2日目の始まりは、やはり火おこしから。1日目の失敗を活かし、
今日は焚き付けを持参した。世の中、様々な焚き付けがあるが、私のお気に入り
は麻紐と、コウゾの茎。キャンプ好きな人は、バトニングして、フェザースティック
なんてオシャレにキメるのもアリかもしれませんが、今日は土曜日。そんなことを
している余裕はありませんでした。そこで、100均などで手に入る麻紐はとても優秀な
焚き付けになりますので、お勧めです。
またコウゾの茎は、私はいつも山に自生している
物を採って使っていますが、とても良く燃えて焚き付けに最高です。松やシラカバなども
樹皮に含まれる油で簡単に火おこし出来ますが、燃やすたびにむしり採るのは気が引けます。
幾分かは私も焚き付け様に確保していますが、これを使うのは拾った木が湿りきっている
時と決めています。
麻紐とコウゾのお陰で、勢いよく燃え始めた炭。今日は心配いらなそう。
前日の雨でテントに溜まった水を林くんと落としていると、お決まりのように
自分にかける(笑)タケシは安定して面白い。
1日目と違い、2日目は開始から絶好調。どんどんお客さんが訪れてくれる。
それもそのはず、林くんが大きなA型看板を立ててくれたからだ。ここには、
おいしさスキンパックマルシェ 神戸ビーフの無料試食開催中
と書いてあった。無料試食、しかも神戸ビーフに、肉屋に来る人達が反応しない
訳はない(笑)
試食後のアンケートにも工夫した。1日目のアンケートは、業界の人間に対し
するような設問があり、これが試食者の負担になっていた。これを見直し、直感的に
書き込める内容に変更した。参加しやすい、参加して負担が無い、楽しく取り組み
、スキンパックについて興味を持ってもらう。これが今回の究極の目的だったんだ
と、今更ながら気が付いた。
お昼頃まで、林くんと2人で忙しく対応を続けていたら、味方が到着!
住友ベークライトの弓戸さんだ。彼はフィルムシート営業本部の部長さんで、
なんと私と同年代。一部上場企業の部長にまで昇進している彼を見て、比べるのは
ちょっとお門違いかもしれないが、とても刺激を貰っている1人。
そして彼はとても気づかい、気配りの出来る人で、これも何時も見習わなきゃ、
と思っている。うちの会長は甘い物に目が無いのだが、お土産は加古川駅前で購入
したであろう、日岡山チーズケーキ。ふんわりスフレ生地に、チーズの風味が
しっかり味わえる、人気の1品。しかもきっちり人数分以上買い込んでいて、
お陰様でイベント終了後に味わう事が出来た。
お昼のピークも過ぎ、弓戸さんは別の案件へ。私と林くんの2人で対応していると、
うちの会長の娘さんと、その旦那さんが手伝いに来てくれた。
彼女は英語を活かした仕事をしていて、TOIECの最高点数が900点台後半という、
限りなく満点に近いイングリッシュモンスターだ。実際、ツアーガイドをやっていた
頃にネイティブの方を連れてきて、背中越しに会話を聞いていると、誰が日本人か
全く判別出来ないレベルだった。旦那さんはその英語を通じて知り合った、台湾系
アメリカ人で、彼は台湾華語と英語を駆使し、日本語にも果敢にチャレンジする
バイリンガル。めちゃ良い奴で、会うと「Hey!brother」と、肘を合わせ、
「what’s Up?」とお互いの調子を聞く、なんか馬の合うやつだ。
因みに私は、
もちろん英語は話せない。
4人で試食を進めていると、どう見ても中国人の3人組の方が来てくれた。
服装は軽登山を楽しむ雰囲気。インバウンドで高御座にでも登りに来てくれた?
と思ったら日本在住らしい。でも、高御座は正解だった。中国の方にも、あの山は
とても魅力的らしい。
英語と、中国語で2人が接客する様を見ながら、うちも随分インターナショナル
になってきたなぁと関心。お客様の国籍が加古川の僻地にある和牛うらいでも、
こうなってきているのだから、日本という国は良い国だと思える。また、お客様
だけでは無く、働く仲間もうちはベトナム人が3人、中国人が1人居て、先ほどの
会長の娘さん以外にも英語を扱える従業員がもう1人居る。みんなとても働き者で、
色々な国の話も聞けて、自分が仕事をし始めた時にまさかこんな風になるとは思っても
みなかった。
先ほどの登山帰りの中国人の方達は、うらいの結構な常連様で、タレ漬けがお気に入りだそう。
日本語も話せるなんて、凄いと思いつつ、私も肉の仕事の傍ら、英語でも学ぼうかと思った。
そういえば今日の試食に訪れてくれている方々は、登山帰りの方が多かった。お家を伺うと、
明石や高砂、加西の方もいらっしゃり、市外から休日に、加古川に来て下さっているのは
とてもありがたい事だと痛感した。そして、その帰り道に和牛うらいでお買い物を楽しんで
頂いているのは、本当に光栄な事だと実感した。
おいしさスキンパックマルシェは、午前11時から午後5時までの予定だったのだが、準備
していたお肉が3時頃には無くなってしまい、お陰様で無事に終了する事が出来た。
ご来場いただいた皆様、ご協力頂いた皆様、そしてこのブログを読んで下さっている
皆様、本当にありがとうございました。
