去る2023年11月3日(金)11月4日(土)、加古川河川敷にて
加古川初の肉フェス
【ジャパンビーフフェスティバルin加古川】が開催された。
事の発端は加古川食肉センター開設150周年を祝う為に、市内の
ある事業者さんが発案した事による。1年ほど前だったようだが、
色々な経緯があり、遅々として話が進まず私が噂話を聞いた今年の
5月辺りには、開催が既に危ぶまれていた。
聞いていた事も忘れていた7月中旬。知り合いのお肉屋さんの社長から、
珍しく電話が鳴った。会えば挨拶する程度、年に1度電話でお話しする
程度の仲だったので、何だろうととても興味深く感じた。
電話に出ると、加古川で開催する肉フェスの協力要請だった。
この時点では、出店のお話しだと理解し、当たり障りない内容で
電話を終えた。その時は、「お声がけ頂いて嬉しいな」程度の
感想だったが、そんなに親しくない間柄の私に、お話し頂けるのは
少し意外だった。お電話の相手は、株式会社ヒライの社長、平井雄一郎氏。
加古川食肉センターの中心メンバーで、どちらかと言えばセンターに
余り出入りしていない和牛うらいに、声掛けがある事が意外だったのだ。
雄一郎社長は、肉フェスで副委員長を務め、今ではすっかり仲良し(私の思い込み)
になったが、この時点では繋がりの薄い他社の社長さんという認識だった。
それが突然、お話しがあるとこちらも少し構えてしまう。
「困難な状況ではないか?」
私の頭にそういった感じがこの時よぎった。
しかし、こんなチャレンジングな取り組みもそうそうないだろうし、
何より実行委員として関われるチャンスって、これから何度あるだろうか。
かくして私は、このチャレンジングな催しに、実行委員として関わらせて頂く
ことになった。
これが開催の遡る事3か月前。ギリギリの戦いの始まりだった。