コロナ禍の影響でここ3年ほど、参加できていなかった兵庫県民農林漁業祭の

様子をお伝えしたい。

 このイベントは、会場の明石公園利用者だけでは無く、遠方から自家用車や電車、バスなどの

公共交通機関を利用するなど、様々なアクセス方法があるイベントになっている。

 JR明石駅から会場までの道のりは、つい足を運びたくなるような仕掛けがあり、こういった

企画運営は神戸新聞社が執り行っている様だ。この辺りの取り組みは、自分達でイベントを行う

際の参考になろうと思った。公共交通機関への広告は、イベントの集客にとても役立っていると

思う。

 この記事を書いている今日は、自分が関わっていたイベント

【ジャパンビーフフェスティバルinかこがわ】

は終了しており、その感想も踏まえて書いているのだが、この点は全く出来ていなかった点で、

改めて書き表したり、思い出したりすることはとても良い事だと思った。

 来場者の特徴は、家族連れからカップルなど様々だが、土曜日は学生も多い。これは出店

している関係もあろうかと思う。届いていない層は20代や30代の独身男女だろうか。まあ、

ある意味兵庫の総合物産展のようなこのイベントには、足を運ばないのだろうか。

 そういえば、この兵庫県民農林漁業祭はステージなるものが無い。見て回り、食べる、感じる

、買う、という出展ブースがイベントの核となっており、ここでの体験だけが、このイベントを

成り立たせていると思えば、かれこれ半世紀近く、実に44回もの歴史を積み重ねてきている

のは特筆すべき点だ。

 兵庫県は南北に長く、瀬戸内と日本海にアクセス出来る環境で、その土地に育まれた産業は

最も多様性がある都道府県であると言えるかもしれない。ただ単に続けるだけでは無く、しっかり

と集客と言う、結果を出し続けていけるのも風土の特色を活かしたイベントだからかも。

 さて、肝心の当日の様子を。

 2日目は昨日の反省を活かし、渋滞に巻き込まれても大丈夫なように巻き巻きで出発。

昨日よりも30分以上早く到着する事が出来たので、駐車場ですでに心に余裕が(笑)

しかしながら、すでに会場はそこそこ混んでいて、開始30分前にも関らず来場者の

熱意はすさまじかった。

 急いで支度を整え、いざ開店!

 みるみると準備したコロッケやミンチカツが売れていき、12時ごろには長蛇の列が。。。

お待たせした皆様、申し訳ございませんでした。

 息つく暇もなく、気が付けば午後2時。あと1時間すれば終了の時間だ。

空腹を覚え、会場内で調達しようかと思ったのだが、この時間になればほとんどが品切れ

という場合が多い。ダメもとで、お隣のアナゴ料理の有名店、姫路のヒイラギさんを覗くと

 あるではないですか。お弁当が。

 柊さんはこれまでのイベントで、何度もお会いして、そしてなぜか隣りあわせが多い

縁のある企業さん。社長さんとも仲良くなり、とても可愛がって頂いている。そんな柊

さんだが、やはり商品は大人気で、いつもは売切れなのだが今回はめちゃくちゃ気合をいれて

作り過ぎたらしく、まあ結果的にはそれが功を奏したのだが。

 こういったイベントでは、お昼休憩どころか、トイレに行く事さえままならない場合が

多い。やっと客足が落ち着き、さあお買い物に出ようと思ったころには、売り切れと言うのが

いつものパターンなので、これは嬉しかった。

 美味しいお昼ごはんにもありつけ、売れ行きも絶好調だった、今年の兵庫県民農林漁業祭。

また来年もここに来たいと思い、明石城公園を後にした。

警戒心の薄いアオサギ

 

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